こんにちは。
ウイスキー投資家のJさんです。(@engineer_spyd)
機械系エンジニアであり解析ソフトに身近に触れる職でありながらCAEソフトのトップメーカーなどを調査したことがなく情けなく勿体ないと気持ちになった僕です。
今回は米国企業の設計分析や最適化ソリューションソフトの開発元であるANSYSについて分析していきます。
ANSYSといえば機械工学を学んだものであれば一度はどこかの研究室で使っているのを目の当たりにしたことがあるのであはないでしょうか!
僕の勤める会社の解析部門でも流体解析や構造解析では主流のソフトとなっているANSYSはなくてはならない解析ソフトです。
今後も主流ツールであることは間違いありません。
この順で紹介していきますね。
・ANSYSとは
・CAEの最適化シミュレーションのANSYSの強み
・現在の株価と今後の成長
ANSYS
ANSYSについては
・ANSYS社について
・ANSYS社が提供しているCAEソフトANSYSとは
ANSYS社について
アンシス(ANSYS, Inc.)はソフトウエア会社。設計分析と最適化ソリューションの開 発、販売、およびアフターサービスに従事。同社のソフトウエアは、さまざまな製品の生産において、市場投入時間の短縮、コスト削減、工学プロセスの改善、製品の品質と安全性の向上を支援する。インテグレーションを容易にする、オープンで柔軟性の高いアーキテクチャが同製品の特徴。
参照:bloomberg
ANSYS社の社員数は4800人となっており泣く子も黙る大企業となっています。
直近の営業利益は4億$となっており年間400億円の利益となっています。
僕としては航空宇宙など含めた機械系のCAEソフトの1部門ではANSYSは独占的な存在であるのに利益が低いなと感じていますが安定的な利益は出せています。
利益が安定して出せている以上どこかで爆発的な伸びが出る可能性もありますので十分投資対象と言えるのではないでしょうか!
ANSYS社が提供しているCAEソフトANSYSとは
ANSYS社が提供しているCAE解析ソフトは、航空宇宙部門、発電部門など含めた機械工学の分野で大活躍しています。
機械工学とは熱の流れの電熱工学、流体の流れの流体力学、構造分野の構造力学など多種にわたりますがANSYSはどの分野にも応用が利くCAEソフトとなっています。
特に航空宇宙や発電タービン部門などは製造してから検証していては製造コストがかかりすぎることから事前に解析、すなわちCAE解析でどの程度性能を満足するであろうか検証する必要が出ていきます。
今後は人類は宇宙に旅立とう!!
EVで新たな自動車開発に革命を起こそうなどの製造分野において革新的な変化が問われる時代となっており、ANSYSのCAE技術は切っても切れない存在となっていくと思います。
CAEの最適化シミュレーションのANSYSの強み
CAE解析の分野でなぜANSYSがトップなのかを説明したいですね。
簡単な解析であればCADソフトでできるのですが、CADソフトの解析結果は絶対値の評価でなく相対評価でしかないのですよね。
簡単に説明すると、製品の壊れたなどのクレームが発生した際に例えば繰り返し同じ力が加わって疲労破壊したと仮定した場合にエンジニアは剛性を上げようとします。
(共振防止周波数あげるととかの専門的な批判は許してください。ここは簡潔にわかりやすく書いています)
剛性を上げようとした場合に、上がればいいや!!て考えるのであれば適当な設計ソフトでも良いのですが、○○の数値にしたいと考えるのであればANSYS社などが提供しているCAE解析ソフトを用いる必要があります。
CAE解析ソフトも様々な種類がありますが、王道であるのはANSYSとなっておりますので今後もANSYSが主流となると考えます。
結論として、他社の追随を許すことはないでしょう!
現在の株価と今後の成長
ANSYS社の現在の単価は336ドルとなっています。
2017年ぐらいまで170ドル付近だったのですがここからグングン右肩上がりとなっており今では336ドルとなっています。
コロナショックで一時的に下落していますが、解析ソフトは絶対に必要なソフトであるため特に売り上げは変動しないから株価も爆上がりなんですかね!!
機械系エンジニアとしても、会社にドンドンANSYSの導入数を増やしていってる傾向であるため今後も株価は伸び続けると考えています。
まとめ
ここまでご覧になりいかがでしたでしょうか??
僕としてはANSYSは今後も伸び続ける企業であると考えています。
解析ソフト業界で日系企業が弱すぎるのが悲しい限りですが、切っても切れない存在になっている会社はすごく強いですね。
投資は自己責任で!