どうもこんにちは、Jさんです。(@engineer_spyd)
時折話題となるのですが、投資信託で資産を運用する際に全世界株式にするかS&P500にするかは悩みますよね。
安定を求めるなら全世界株式、最強のアメリカを信じるならS&P500と言われるのが一般的でしょうか。
本記事では、各投資信託の純資産額の推移を比較したデータからどっちに投資すべきかの検討材料を提供したいと思います。(2024年3月9日更新)
比較する投資信託は最も資産額の大きい三菱UFJ国際投信が運用するemaxis slim シリーズの全世界株式とS&P500とします。
なぜ三菱UFJ国際投信にしてるかと言うと、他社の投資信託と比較したところ純資産額の伸びが最も大きく運営も安定しており資産価値も向上しているからです。
・各社投資信託のS&P500の純資産額の推移を比較した記事はこちら
・各社投資信託の全世界株式の純資産額の推移を比較した記事はこちら
全世界株式とS&P500の投資比率
純資産額を比較する前に、全世界株式とS&P500がどのように国際分散されているかを見ないといけません。
S&P500はアメリカ100%ですが、全世界株式の比率はご存じでしょうか??
楽天証券から提供されている画像を引用しますが、全世界株式においてアメリカが占める割合は60%となります。
全世界株式に投資しているとファンドマネージャーが現時点での最適な投資比率にしてくれますが、現時点ではアメリカが60%を占めます。
今後アメリカの比率が上がるか、下がるかはわかりませんが自動的にプロが比率を見直してくれるのは魅力です。
このように、全世界株式はプロが自動で国際分散の比率を見直してくれるため安心と言われますが、現時点でのアメリカ比率が60%を占めることは念頭に置いておきましょう。
投資信託の純資産額が多いとなぜ良いの??
ここからは、全世界株式とS&P500の純資産額の推移を見ていくのですが、なぜ純資産額が多いとなぜ良いかを見ていきましょう。
主なメリットはこちらです。
- 分散投資の幅が広がる: 純資産額が多いと、多くの投資家から集まった資金を効果的に分散投資することができます。これにより、リスクが分散され、ポートフォリオ全体の安定性が向上します。
- 手数料の低減: 大きな純資産額を持つ投資信託は、運用に必要な経費や手数料を割合として見ると、一般に効率的です。資産規模が大きいため、運用コストを各投資家で均等に分担することができ、個別の投資家にかかる負担が軽減される可能性があります。⇒信託報酬の低減に繋がる
- 流動性が高まる: 純資産額が大きい投資信託は、取引の際の流動性が高まる傾向があります。大きな取引量に対して市場での影響が相対的に小さいため、投資家は売買時に価格への影響を受けにくくなります。
- 信頼性と認知度の向上: 資産規模が大きい投資信託は、投資家に対して信頼性が高いと見なされる可能性があります。また、市場内での存在感も大きくなるため、新たな投資家の引き寄せやメディアなどでの注目度も高まるでしょう。
このような形で、各社信託報酬の引き下げに動いていますが純資産額の多いemaxis slimシリーズが先頭に立てるのも、純資産額が多いからです。
また、冒頭で説明しました通り我々投資家から集めた資金を順調に伸ばした結果が純資産額でもありますので、純資産額が伸びている投資信託に投資すべきです。
全世界株式とS&P500の純資産額の推移チャート
簡単にですが、比べるのはこちらの2つの投資信託です。
ファンド名 | 運用会社 | 信託報酬(年率) |
eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) | 三菱UFJ国際投信 | 0.005765(%) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 三菱UFJ国際投信 | 0.09372(%) |
表にするとこんな感じですね。(スクロールできます)
ファンド名 | 運用会社 | 2018年10月31日 | 2019年4月25日 | 2020年4月27日 | 2021年4月26日 | 2022年4月25日 | 2023年4月25日 | 2023年8月18日 | 2023年12月15日 | 2024年3月9日 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 三菱UFJ国際投信 | 10百万円 | 3,156百万円 | 23,424百万円 | 155,341百万円 | 506,487百万円 | 1,016,964百万円 | 1,358,955百万円 | 1,752,676百万円 | 2,718,658百万円 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 三菱UFJ国際投信 | 1百万円 | 17,010百万円 | 85,180百万円 | 385,902百万円 | 1,178,200百万円 | 1,961,013百万円 | 2,504,914百万円 | 2,949,277百万円 | 3,863,205百万円 |
グラフにするとこんな感じですね。
純資産の増加率も資産額も圧倒的にS&P500になりますね。
ここ最近はアメリカ経済が好調なため当然かなとも思いますし、今後も世界経済を牽引するのはアメリカと信じていますので、僕はS&P500に投資を継続しようと思います。
しかし、全世界株式の伸びも驚異的でありますのでアメリカ100%は怖いのでは??と思っている方は全世界株式でも悪くはないでしょうね。
まとめ
投資信託界隈で超人気なemaxis slimシリーズの全世界株式とS&P500に連動する投資信託の純資産額の推移をまとめてみました。
純資産額も増加率もS&P500に軍配が上がりますが、安定を求めるのであれば全世界株式も悪くはない結果と言えるでしょう。
投資に正解なんてものはありませんので、本記事があなたの投資信託の銘柄選びの一助になれば幸いです。
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