どうもこんにちは、Jさんです。Follow @engineer_spyd
投資界隈では、三菱UFJ国債の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」通称オルカンの信託報酬に湧いていますね。
従来は、年0.11330%だったのが0.05765%になるとのこです。
情報源はこちらになります。
僕たちのような長期積立投資家にとっては大変喜ばしいことですね。
信託報酬が下がればなぜ嬉しい??
信託報酬が下がったと市場は活気に湧いていますが、意味を理解しなければいけません。
信託報酬は、僕たちのような投資家の投資正式に大きく影響します。
信託報酬率と信託報酬額の考え方はこちらになります。
投資信託の信託報酬率から具体的な額を計算するには、以下の手順に従うことができます。
- 信託報酬率の取得: まず、投資信託の契約書やプロスペクタスから信託報酬率を確認します。例えば、0.5%の信託報酬率を持つ投資信託の場合、報酬率は0.005となります。
- 予想運用資産の取得: 投資する金額や数量に応じて、投資信託の予想運用資産を計算します。これは投資額や投資単位数を報酬率で割ったものになります。例えば、投資額が100万円の場合、予想運用資産は次のように計算できます。予想運用資産 = 投資額 / 報酬率
- 報酬額の計算: 予想運用資産を信託報酬率で乗じることで、実際の報酬額が計算されます。例えば、予想運用資産が100万円で報酬率が1%の場合、報酬額は次のように計算できます。報酬額 = 予想運用資産 * 報酬率運用資産100万円の場合は、100万円×1%(=0.01)=1万円が年間に支払う信託報酬額です。
ですので、投資信託として順調に資産価値が上がっている前提であれば、信託報酬が低ければ低いほど信託報酬額が少なくなります。
そのため、同様の投資成績が得られる投資信託の場合は、(楽天VS野村VS三井住友VS三菱UFJ)などで、どれを選ぶかは信託報酬が1つの基準になると言えます。
また、信託報酬については山崎元さんが0.5%を超えるものはゴミと指摘されたことについては、こちらで記事にしています。
全世界株式に連動した投資信託の純資産額の推移
全世界株式に連動した投資信託はたくさんあります。
投資がうまくいっているかや、お客様(僕たち投資家)から順調に資金を集められているかの指標に純資産額というものがあります。
純資産額が多ければ多いほど、投資信託を運用するファンドは健全な運営ができますので、純資産額の増加に応じて信託報酬が下がる傾向にあります。
さて、本題の各投資信託を比較した純資産額の推移を見ていきましょう。(8/18付)
ファンド名 | 運用会社 | 信託報酬(年率) |
eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) | 三菱UFJ国際投信 | 0.005765(%) |
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) | 三菱UFJ国際投信 | 0.1133(%) |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド (雪だるま(全世界株式)) | SBIアセットマネジメント | 0.1102(%) |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 楽天投信投資顧問 | 0.195(%) |
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド | SBIアセットマネジメント | 0.1338(%) |
全世界株式インデックス・ファンド | ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ | 0.528(%) |

emaxis slim全世界株式(オルカン)の圧倒的な伸びですね、他の追随を許しません。
その他の投資信託も投資成績としては悪くないのですが、超人気なだけあって投資家からの入金も多いことが頷けます。
継続して純資産額が増えていけば更なる信託報酬の下落にも繋がるでしょう。
まとめ
全世界株式に連動した投資信託の純資産額の推移を比較しましたが、emaxis slim 全世界株式(オルカン)の圧倒的な強さでしたね。
このように、ここまで差が出てしまうと後続のファンドが誕生しても資金調達が難しいのでは??と個人的には思ってしまいます。
逆に言うと、今オルカンに投資しているのであれば、これからもオルカンに継続投資で良いかもしれませんね。
2024年1月から新NISAが始まりますが、安定運用を望むのであればemaxis slim 全世界株式(オルカン)も一つの候補でしょうね。
全世界株式と同レベル??に人気のS&P500指数に連動する投資信託の純資産額の推移はこちらで記事にしています。
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