資産運用をする上で最近では、米国株であったり全世界株にお金を預けて長い年月をかけて複利効果の恩恵を受けることが最も低リスクかつ、リターンを得る確率が高いと言われてきました。
一部のインフルエンサーの中には自分の資産のすべてを株式投資や投資信託にぶち込むべき!!などの極端な発信をしている方もいます。
さらには、フルインベストの中でも投資信託やETFであればお金が必要になった時に切り崩せば良いのでそれが生活防衛費になるんだ!!などの意見もあります。
でも生きる上であらゆる人生のイベントにおいて現金が必要になる瞬間が訪れるため、生活防衛費が必要なのは間違いありません。
本記事ではあらゆる角度から生活防衛費の預け先をどうすれば良いのか!を考えていこうと思います。
まず、生活防衛費って何??
まず生活防衛費の定義は、万が一に備えて貯めておく資金となります。
万が一とは、病気やケガで入院したり、会社が倒産したりと、人生の中では予測できない事柄です。
日本人は万が一という言葉によって危機感を持つことで、生命保険であったり死亡保険に加入したりしています。
ひとりひとりの備え方が違うため断言はできませんが、家族構成によって生活防衛費の目安が定義されているので見ていきましょう!
・一人暮らし(独身)の場合
生活防衛費の目安は3か月分です。
政府の家計調査の結果では、2021年における一人暮らしの1ヶ月あたりの支出額は、平均で約16万円ですので約50万円の生活防衛費が必要となります。
・二人暮らしの場合
生活防衛費の目安は同じく3か月分です。
政府の家計調査の結果では、2021年の二人暮らしの支出額は平均で1ヶ月あたり約25万円ですので、約75万円の生活防衛費が必要となります。
・子供がいる夫婦の場合
生活防衛費の目安は6~12か月となります。
政府の家計調査の結果を確認すると、2021年の4人世帯の1ヶ月あたりの支出額は、約32万円ですので、約192万円〜384万円の生活防衛費が必要と言えるでしょう。
生活防衛費をどこに預けるのが良いのでしょう?
ここまでで必要な生活防衛費の目安はわかりましたね。
最近は日本では老後資金は自分で投資で貯めなさい!!とか現金を持ってると資金効率が悪く、生活防衛費すら運用に回すのが正しいという風潮があります。
生活防衛費を運用に回した場合も含めて、生活防衛費をどこに預ければ良いかを検討していきましょう!
生活防衛費の預け先をこちらの順で紹介していきます。
・株式で運用する
・投資信託で運用する
・会社の財形貯蓄で運用する
・個人年金で運用して契約者貸付を使う
・銀行口座で運用する
株式で運用する
資産効率の高い株式で運用したと仮定しましょう。
SBI証券のホームページからもってきましたが国内株式では現金化に必要な日数は3営業日とのことです。
国内株式の場合は、約定してから2営業日後の受渡日に出金ができます。
ただし、日計り取引をされている場合、受渡日当日まで代金が拘束されるため、約定してから3営業日後に出金できます。振込先金融機関口座への出金(銀行振込)の場合、日計り取引では、通常取引より出金できる日が1営業日遅れますのでご注意ください。
引用元:SBI証券
株式で運用している場合は、明日必要などの緊急的な場合は対応不可となります。
万が一の不慮の事故とか、身内の不幸で早急に資金が必要になった時にフルインベストの形で株式で運用していたら間に合わないということを覚えておきましょう!
投資信託で運用する
投資信託の場合もSBI証券のホームページから持ってきました。
投資信託の出金は売却が約定してから翌日以降と記載がありましたが、投資信託の約定日は銘柄により異なりますので、こちらも3日ほどは見ておいた方が良いでしょうね。
通常、ご出金できるのは、投資信託の定期売却時の受渡日以降となります。 なお、売却代金は約定日翌日に受渡金額が確定し、同タイミングで買付余力へ反映いたします。 ご登録の振込先金融機関にご出金を希望される場合、出金指示が可能となるのは、受渡日前々営業日15時30分以降となります。
※銘柄毎に約定日と受渡日のタイミングが異なります
引用元:SBI証券
ここまで株式と投資信託の場合で生活防衛費を運用した場合を記載しましたが、双方ともに3日程度は必要とのことです。
緊急でお金が必要になった時は対応不可となることを覚悟した方がよさそうですね。
会社の財形貯蓄で運用する
会社員になると財形貯蓄をすすめられた経験があるでしょう。
僕もその一人で、入社してから財形貯蓄に積み立てていたお金で結婚式や引っ越しの費用に充てました。
結婚式や引っ越しであれば、いつお金が必要かの予測がつくのでなんら問題ないでしょう。
財形をおろした経験がある人であればわかると思いますが、財形が出金できるタイミングは会社によって決まっていて、月に2回とかに設定されていることが多いです。
ですので株式や投資信託よりも酷く、最悪の場合は出金に15日間必要となります。
一番論外ですね。
生活防衛費を財形貯蓄で運用することは絶対に辞めましょう!
個人年金で運用して契約者貸付を使う
これは僕がよくやっていた手法ですね。
僕の場合は銀行口座にお金があると、あればあるだけ使ってしまう独身時代を過ごしていましたので、財形貯蓄や個人年金という形で先取り貯蓄をやっていました。
個人年金の素晴らしい制度に契約者貸し付けというものがあります。
この契約者貸付は現時点での解約返戻金を上限に資金を貸し付けしてくれる制度です。
さらに貸し付けた後にお金を返済するときの振込手数料を免除してくれるため、利率がつかない程度の貸付期間であれば利子なしで貸し付けをしてくれます。
しかも、次の日には出金が可能であるため明日資金が必要とかでも即座に対応可能です。
ここで問題となるので今すぐ必要には対応できない点ですね。
今すぐ必要というタイミングがどれほどあるかは分かりませんが、個人年金の契約者貸付制度を使っても本日中のいますぐとかは対応できないですね。
銀行の普通預金で運用する
やはりどこまで言ってもですが、本日中の今すぐに対応するためには銀行の普通預金で運用するしかないでしょう。
でも銀行預金の金利は0.001%とかになっていますので、ほとんどお金は増えていきません。
ここまで読んでくれたあなたは今すぐに対応可能な生活防衛費の運用先は銀行の普通預金口座であると分かったと思います。でも、多少の金利は欲しいと思ってしまうのが人間です。
ここからネット銀行の金利をランキング形式でまとめてみましたので、生活防衛費の運用先の検討の一助になって頂ければ幸いです。
銀行名 | 金利 |
auじぶん銀行 | 0.2% |
GMOあおぞらネット銀行 | 0.11% |
東京スター銀行 | 0.1% |
楽天銀行 | 0.1% |
UI銀行 | 0.1% |
SBI銀行 | 0.1% |
イオン銀行 | 0.05% |
ちなみに僕は楽天証券で投資信託を買ったり米国ETFの運用をしていますので、楽天銀行を利用しています。
au経済圏に居たらau銀行の利用を検討していたかもしれません
まとめ
投資という形で資産運用するのが当たり前の時代になってきましたが、万が一に備えて生活防衛費は必要です。
ですが、生活防衛費もお得に運用したいと考えてしまうのが人間の強欲な点です。
自分にとって何が必要で何が不必要であるかを考えながら考えていかなくてはいけませんね。
おさらいとなりますが、本日中の今すぐに対応できるのは銀行の普通口座だけです。
しかし、銀行口座を開設する際にそのまま解説してはダメです。
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ハピタスって何??ハピタスってどうやって使うの??って人はこちらの記事を参考にしてください。
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