資産運用における出口戦略が軽視されている件

どうもこんにちは、Jさんです。(@engineer_spyd)

このところ資産形成の場において、全米に投資しておけばとか、S＆P500に投資しておけばとか、全世界株式に投資しておけば老後安心などの妄言をたくさん見るようになりました。

確かに、どちらに投資していても長い目線で見れば右肩上がりで成長するでしょうが、出口戦略に限って言えば正解なんてものは存在しません。

ほとんどの方はサラリーマンとして生涯60歳ぐらいまで過ごすため、60歳まで〇年あるから、それまではご自身で信じた投資対象に投資して、老後になってから取り崩しを始めれば良い！みたいな出口戦略に聞き覚えありませんか？？

僕は、こちらの出口戦略はただの理想論であり、99.9%間違った戦略だと言い切ります。

株式を売る時の基本は、株式が成長している時（資産額が増えている時)です。

なので、老後になってからなどと言う確定した時間軸からの切り崩し戦略など存在しないのです。

Jさん

ここからは、株式投資の売却時の考え方を念頭に、出口戦略について記事にしていきます。

なぜ老後からの切り崩し一辺倒が間違った出口戦略なのか

なぜ資産運用の出口戦略において、老後からの切り崩し一辺倒が間違った戦略だと言い切れるかと言うと

株式市場は誰にも読むことが出来ないということが大きいです。

また、その他にも一人一人に必要な老後資金も違うし、時間軸も異なります。

横軸を人生を表す時間で、縦軸が資産運用の成績である株価を簡単に図にしてみました。

株式市場はどのように動くのかはわかりません、投資成績が長期目線では右肩上がりという前提のもと成績の上がり下がりを年齢とともに模擬してみました。

仮に積立投資をしていた場合、どこで売っても損はしないかもしれませんが、出口戦略としてはbetterな方策は変わってきますよね。

仮に60歳で引退して今から老後に移ろうと仮定した場合は、暴落の底の時点から含み益の状態であったとしても売却を進めることはできるでしょうか？？

人間には欲望という感情がありますから無理でしょうね。

このグラフでは60歳からは株式市場が成長するグラフとしましたが、ここから更に下がる可能性すらあり、その時に売却なんて出来ます？？

もっと無理でしょう。

ではいつから売却を始めれば良いの？？

僕の考えではありあますが、老後からの切り崩し一辺倒は間違った出口戦略と紹介しました。

同じグラフを用いますが、仮に20歳や30歳から資産運用を始めたのであれば40歳や50歳の時点でそこそこの含み益に加えて、そこそこの資産は貯まっているでしょう。

それであれば、株式が成長している将来を見越せるようになった45歳ぐらいから切り崩しを始めたら良いのではないでしょうか？？

今回はこのグラフを例にしましたが、株式相場は誰にも読むことはできません。

ですが、資産運用の基本は株式が成長している時に売るのがbetterな選択であり、80点ぐらいの投資成績を得ることが出来ます。

何度も言いますが、資産運用にbestな選択なんてないのですよ。

有名インフルエンサーや著名人の甘い言葉に騙されることなくbetterな選択をしておきましょう。

何事も0と100で考えるのはいけないよね

人生なんてものは選択の連続です。

資産運用も選択の連続でしょう。

若いうちは積立投資を継続して、老後は若いうちに貯めた資産を切り崩すのが100点などと言われていますが、0と100すぎませんかね？？

別に老後も継続して積立投資をしても良いと僕は思っています。

老後に資産0になって終えるのが理想だとは僕も思いますが、少し資産を残す方が余裕を持った老後生活になるでしょう。

人生に100点を求めるのは辞めましょう！

むしろ100点なんて存在しません。

逆に30歳から積立投資をして、50歳から切り崩しを開始してちょっとリッチな生活をするのもQOL上がるかもしれませんよ？？

30歳ぐらいで子供を作れた方は、55歳ぐらいでお子さんが就職だったりするので、その時に資産運用で得たお金で子供プレゼントするとかっこいいお父さん(お母さん)になれるかもしれませんよ？？

まとめ

日本で生活していると0か100かで語る人が多すぎますよね。

資産運用をしているだけであなたは超優秀です。

老後から資産の切り崩しの必要がないのであれば切り崩さなくても良いし、50歳くらいから資金が資金が必要なのであれば切り崩しても良いでしょう。

人生に正解がないように、資産運用にも正解はありません。

何事もbetterな選択をし続けるのが良いと僕は考えますよ！

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