岸田首相が貯蓄から投資へとNISAの恒久化を宣言したりと投資って言葉が身近に聞こえてくるようになりました。
そんな中僕もやってるつみたてNISAは年40万円で20年間の非課税期間の少額投資制度と言われており、言葉の通り長期投資を目的としています。
ですのでつみたてNISAは、取り崩さずに積立て続けることを目的とした制度です。
長期投資を目的とした投資制度ですが、いろいろな理由で取り崩しをしてしまう人が多いのも事実です。
・生活防衛するための余剰資金がない
・日々の投資信託の値動きに一喜一憂してしまう
・そもそも積立NISAの恩恵を理解していない
生活防衛するための余剰資金がない
つみたてNISAを切り崩してしまうのはこちらの、生活防衛するための余剰資金がないにも関わらず積立NISAを始めてしまう人ですね。
つみたてNISAは年間40万円の積立の少額投資制度ですが、月当たりに平均すると3.3万円のお金が必要です。
でも金融庁の発信であったり、ニュース特番であったりwitterを見て積立NISAをしないと老後資金を貯めることは出来ないという事実ばかりを目にしてしまうとすぐにやらなければと考えてしまう人もいるでしょう!
しかし、私たちは生活する上で数多のお金が必要とする瞬間があります。
僕が思いつくのはこんなとこでしょうか。
・結婚式の祝儀や交通費
・結婚に伴う準備金
・思い出を作るためのお金
・車や家のローン
車や家のローンなどは計算できるでしょうが、ご自身の結婚であったり友人の結婚式などは突発的に発生してしまうお金と言えます。
また、家族や友人との思い出作りのための出費も必要となるでしょう。
そんな時に生活防衛費と言われる余剰金がなく、切り崩し先が積立NISAになってしまう人がいます。
非課税期間を享受できないだけなら良いですが、含み損の時に切り崩してしまうとただの確定損になってしまうため、生活余剰金がない方はつみたてNISAをやらない方が良いでしょう!
また、独身や既婚により生活防衛費がいくら必要であるとか、生活防衛費を投資信託などのリスク資産ではなくどこで運用すべきなどはこちらで記事にしています。
日々の投資信託の値動きに一喜一憂してしまう
僕たちの銀行口座は引き落としがあったり、ご自身が引き出しをしない限りは預金残高が減ったりすることはありません。
しかし、つみたてNISAの運用先でである投資信託は毎日のように残高が変動します。
残高が増えている時は良いですが、投資に慣れないうちに連続的に減ると驚いて積立NISAを切り崩してしまう人もいます。
こちらも先ほどの生活余剰金と似た感じになりますが、資産のほとんどが積立NISAになってしまう人は日々の投資信託の値動きに敏感になってしまいます。
ですので今の生活がギリギリな人などはいきなり上限の月3.3万円をつぎ込むのではなく、ご自身の出来る範囲の月5000円とか1万円の少額から始めて日々の値動きの変動に慣れてから上限額の積立に切り替えても良いかもしれません。
twitterなどでは年間の上限の40万円を投資しないと損だ!!とか言われますが、一人一人の収入も支出も違いますので無理のない範囲で続けることが良いでしょう!
投資をしてる人なんて日本人の3割もいない時代の中、投資の必要性に気づいたあなたは十分優秀です。
投資で重要なのは株式市場から退場しないことですので、まずは投資信託の日々の値動きになれるのが必要と言えますね!
そもそもつみたてNISAの恩恵を理解していない
最後は、つみたてNISAは制度であって商品ではありません。
一部ではつみたてNISAっていう商品を購入することで老後2000万円問題を解決などと勘違いしてしまっている人もいるそうです。
これはメディアが悪いのかなとも僕は思ったりもしますが、社会人になると学ぶことを完全に放棄してしまう日本人にも問題があるかもしれません。
つみたてNISAをしただけで老後安泰とか、爆益!!とか勘違いする前にまずはきちんと積立NISAがなんなのかを理解してから始めるべきでしょう!
表面上の美味しい情報だけを投資を始めていざ開始して損をしてしまうと折角金融庁が日本国民のために頑張って作った神制度が台無しになってしまいます。
ここだけ読むと僕の記事もタイトル詐欺になってしまうかもしれませんが、つみたてNISAの制度に加えて夫婦でつみたてNISAを満額運用するだけで老後2000万円問題解決という内容をこちらで記事にしています。
まとめ
ここまで読んで頂きいかがでしたでしょうか。
つみたてNISAというのは神のような制度ですが、積立途中で切り崩したり辞めてしまう人も多いです。
本記事を読んでつみたてNISAに向いていない人の特徴に当てはまった方は、つみたてNISAの制度内容をきちんと理解することを大前提として無理のない範囲で運用開始することをお勧めします。
繰り返しになりますがつみたてNISAは、我々の老後資金を守る神のような制度です。利用しない手はありません。
本記事が皆さんの投資生活の一助になれば幸いです。
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